スキマ憎しと純正部品が。そこまでしなくてもォ!!

第2回『チャリ箱とミルフィーユ』編

 

 

商品を拭くタオルはあっても 汗を拭くタオルはない

コンテナの扉が開き、大型ケースを取り出して開梱作業。

なかに入った自動車部品を取り出します。

さぁ、ここからが本番です。

 

大型段ボールケース18個分の部品が届いた

コンテナのなかには皆さまのご注文を受け、当社がフランスの自動車部品商社に発注したルノー、シトロエン、プジョーといった

フランス車のメーカー純正ボディパーツ、純正部品に優良パーツが入っています。

 

ワイパーやファンベルト、そしてブレーキホースなどなど、自動車の各種部品が入ったパレット付き大型段ボール箱が18ケースも積み込まれていました。


フォークリフトの「テーエス5号」を器用に操り、コンテナの扉から大型ケースをひとつずつ持ち上げ、倉庫の駐車場に下していきます。

この大型ケース、画像でそのサイズ感がどこまで伝わるかわかりませんが、これまで見たことのない大きなサイズなのです。

全長1600mm×全幅1200mm×全高1460mmというサイズは、大型家具・家電用としても日本国内では見たことがありません。

昔のブラウン管式大画面テレビであったかもしれない。

 

とにかく、ラブラドール・レトリバーの成犬用ハウスにもばっちり使えるサイズなのです。

 

ケースのなかは自動車部品のミルフィーユ

さてさて、スチールバンドをバチンバチンと外して、開梱作業に入ります。
当日、物流倉庫に集まったのは社員4名に、これまでに何度か開梱・部品照合作業を行った経験のある派遣スタッフさんが加わります。

繊細ながら単調で、それでいて機転が必要な作業なだけに女性3名と、男性2名という応援体制です。

バンパーやドアパネル、フェンダーといったボディパーツの検品を担当するグループと、

ワイパーから各種ホース、ベルトなどの数量照合、

またヘッドライトやテールレンズといった割れ物を検品するグループに分かれます。

さてさて、仕分け・検品がスタートしました。

ケースの蓋を外すと、なかは画像のとおり箱物が入れられたあと、そのすき間にゴム製のホースやケーブル、ベルト類が詰め込まれていました。

 

それはなんの脈絡もなく、とにかく“スキマ憎し”と詰め込まれているのです。

まさに自動車部品のミルフィーユなのでした。

 

「イギリスからの荷物に比べればまだましだよ」と先輩スタッフ。

イギリスから届く貨物はこんなものではない、カオス状態なのだそう。

バンパーの裏側にパーツが放り込まれているのは当たり前、商品の箱をつぶしてすき間をつくりパーツを入れることもあるとか。

 

ロールスロイスをつくり、ロータスといったレーシングカーが誕生したお国柄とは思えません。

 

機会あれば、大英帝国から届く貨物も怖いもの見たさでレポートしてみます。

この大量の自動車部品を、倉庫の床に敷き詰めた段ボールの上に同じ部品、同種のホース、同類の金属製パーツでまとめ並べていきます。

 

インボイス(送り状)によると、この日の荷物は680アイテム、数量にして約3500点の自動車部品・ボディパーツが届いたということ。

はたして、今日中に照合・検品が終わるのだろうか。

一抹の不安を感じました。

部品の検品・仕分けでは、その部品に割り振られた品番が頼りです。

そして部品の管理も、この品番でどこの倉庫の何階のどの棚に置くか、割り振られます。

梅雨時は、ワイパーセットやワイパーブレードのニーズが高まるため、ワイパーだけの大きなグループがつくられます。

照合・検品そして商品管理まで一気に仕上げる

サンプル

チャリ箱ってこんなふうに使えばとっても便利

「それはチャリ箱に入れて!!」と先輩スタッフ。

「チャリ箱?」見渡すと、あぁ、組み立て前の自転車を発送する段ボール箱が。

ワイパーやホース、そしてドア・モールやウエザーストリップなど自動車部品の細長いモノはチャリ箱に入れるのです。

そして、茶色のビニール製粘着テープを段ボール外側に貼り、品番を大きく書き込みます。

 

何を収納したか、ひと目でわかるようにしているのです。

長年の経験により自転車用段ボール箱がいかに使い勝手がいいかわかっており、

場合によってはこのまま倉庫で管理することもあるそうです。

つまり、ここで照合と検品、商品管理まで終わらせているのです。

 

サンプル

ひと目でわかるようにパーツ番号は大きくね

プジョー車のバンパー後ろに入るレインフォースにも、マスキングテープを貼り、そのパーツ番号を大きく目立つように書いています。

お客さんから注文があった際、この目立つパーツ番号ならすぐに見分けられ、ピックアップができます。

その日中に出庫・発送するには、このひと手間が絶対に必要なのです。車種ごとに異なる部品を素早く見分け、ピッキングし梱包して発送する。

テーエス商会の即応体制の源をここで見た思いがしました。

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